【車のキーほどの大きさの強力磁石付きGPS】
探偵の調査費用の適正化を図る方法のシリーズ記事です。
ここまで探偵を使う前提で浮気調査の情報を提供してきました。
しかし、低価格の探偵でも予算的にきつい、何とか自分でできないか、という人もいると思います。
そこでレンタルGPSを使った方法をご紹介します。
これは探偵の費用を下げる予備調査としても役に立ちます。
GPSのレンタルは10日で2万円、30日でも3万5000円程度で実施可能です。
パートナーが自家用車またはバイクを使って浮気をしている場合にのみ調査可能です。
浮気相手の車や社用車にGPSを装着してはいけません。
GPS装着そのものが最初の2つに抵触する可能性が高いし、装着のために他人の土地に入れば3つ目に抵触します。
また、こうした違法な手段で入手した証拠は証拠として認められません。
GPSを自家用車の見えない場所(車体下など)に装着し、パソコン・スマホ・ガラケーなどで移動経路を確認します。
経路の確認は地図上でできます。
わかるのは移動経路だけで、写真など証拠を押さえることはできません。
しかし、長く駐車している場所がわかれば、ヒントにはなります。
後で紹介する「イチロク」というサービスの場合、現地確認が手軽にできる仕様になっています。
駐車場所の住所が表示され、ボタンを押すとグーグルアースに移行して、実際に足を運ばなくても付近の様子を360度静止画で確認できます。
ラブホテルで駐車していれば、浮気は確実。
職場など心当たりのある場所以外で長く駐車していた場合は、その付近に浮気相手の家がある可能性大。
現場に行ってウロウロしていると鉢合わせしたり、浮気相手がこちらの顔を知っていて先に発見されたりする危険があるが、グーグルアースを使えば、周辺をくまなく散策できる。
複数日に調査して、いつも同じ行動パターンとわかれば、後で探偵に頼む場合も費用が節約できる。
以前は誤差範囲が50~100mもありました。
それだとホテルの位置を示していても、近くの喫茶店かもしれないし、そういう言い訳もできてしまいます。
しかし、最近のは誤差範囲が数メートルまで縮小してきているので、調査機器としての信頼性は高まっています。
ただ、それでも諸条件によって誤差が拡大してしまう場合もあることは理解しておく必要があります。
この調査方法が向いているのは、下記のような人です。
1番目の条件は大前提です。他人の車にGPSをつけるのは犯罪です。
勤務先の社用車などもダメです。よく自宅に乗って帰って、プライベートにも使うことが普通だったとしてもです。
また、GPS記録の証拠能力は弱く、写真など強力な証拠がある時に傍証として提出できる程度です。
単独で慰謝料請求とか、離婚裁判の証拠とするのはとても無理です。
よって、あくまでも事実を知るためだけの簡易調査ないしは、探偵依頼に向けた予備調査と位置づけるべきです。
さて、ラブホや不審な家への訪問が確認できたとします。
次に何をしたらいいでしょうか?
レンタルGPSの調査を実行する前に、怪しい結果が出た場合に次はどうするつもりなのか、よく考えていただきたいです。
GPSをつけて調査したことをパートナーに告げ、ホテルや怪しい家で誰と何をしていたか白状するよう迫る。
多くの人はこれをするでしょう。
しかし、車がどこかに停まっていただけでは浮気の証拠にはならないことは、事前によく承知しておいてください。
たとえ、調査結果をプリントアウトしておいてもです。
相手はあっさり認めるとは限りません。
特に場所がラブホテルでなかった場合は、「友人の家だ」「得意先だ」「行きつけの喫茶店」といくらでも言い訳出来ます。
ラブホの場合も「浮気ではなく、ホテトル(派遣型風俗)嬢。ごめん、もうしない。」とその場は謝って、以降は警戒しながら浮気を続行するかもしれません。
GPSの記録は、それ単独では離婚裁判の証拠にはなりません。
運転者と記録を紐づけするものもないし、誰かと一緒だったことも証明できないからです。
以上のことを承知の上で、「大丈夫。これで十分。白状させて問題解決できる。」と考える人はやってください。
素人が探偵のまねごとをするのはおすすめしません。
第一に、近隣住民に不審者として通報されるリスクが大きいです。
相手が車に戻って来るのを物陰でキョロキョロしながら待っていると、怪しいことこの上ないです。
変質者の事件が多い昨今、住宅地や閉鎖的な田舎町ではすぐに通報されるので、プロ探偵も張り込み時は注意しているのです。
第二に、相手が先に発見する危険も大きいです。
変装などしたところで、よく知っている人間は全体の背格好で遠方からでも識別できるのです。
第三に、相手に気づかれないように鮮明な写真を隠し撮りするのも、至難の業です。
顔を知られている人間が撮る場合、かなり離れて撮る必要があります。
しかし、望遠での撮影は難しいし、見通しのいい場所で距離を取れるとも限らない。
夜間の事も多いし、雨や雪が降っている場合もあり、これも鮮明な撮影を困難にします。
証拠能力のある写真が撮れる可能性はかなり低いでしょう。
リスクと天秤にかけると割に合わないと思いますが、いかがでしょうか?
長時間停車している場所に、調査時点で自分が乗り込んでいく方法もあります。
ただし、これはパートナー、および浮気相手と大喧嘩になる危険があります。
暴力沙汰や警察を呼ぶ騒ぎになる可能性すらあります。
奥さんの浮気の場合、相手は屈強で凶暴なヤクザのような男かもしれません。
それでも構わない、首根っこを押さえる、という人はやってください。
一番賢明な選択だと思います。
相手の行動パターンが事前にわかっていれば、探偵も投入人数や車の数を絞り込めます。
特に相手がいつも同じ場所で密会していることが分かった場合は、最小限で済みます。
勝負日さえ間違えなければ、調査は半日で終わるかもしれません。
数万円のGPSの事前調査で探偵費用を大きく節約できるでしょう。
「イチロク」がおすすめです。
(他の日数のプランもあります。)
1日プラン |
1週間プラン |
30日プラン |
90日プラン |
---|---|---|---|
5,000円 |
16,800円 |
34,800円 |
89,800円 |
GPSの有料レンタルはMJリサーチという探偵社でもやっています。
大手探偵社で20年以上の経験を積んだベテランたちが作った探偵社です。
「大手の調査品質を大手より3~4割安い価格で」というのがサービスコンセプト。
調査を依頼した方に対してはGPSレンタルは無料です。
GPSの予備調査で相手の行動パターンを知り、調査日とチーム編成を絞り込んでコストダウンするやり方です。
GPS調査で結果がクロと出た場合、その後はどうするつもりなのか?
それを考えると、たぶんクロだと思うなら最初からMJに頼んで、GPSは無料で使う方がいいかもしれません。
あなたが浮気を疑っていることをパートナーが知っている場合はやめた方がいいです。
GPSが装着されていないかチェックし、発見される危険が大きいです。
「これはお前がつけたのか?何を調査してるんだ?!」と怒鳴られるかもしれない。
あるいは黙って捨てられるかもしれません。
紹介しているGPSの磁石は強力で、走行中に勝手に落ちたりしません。
なくなっていたなら、それは発見されて捨てられたということです。
その場合、当然弁償する必要があります。(イチロクの場合で本体紛失は19,500円)
浮気相手の車や会社の車を使用している場合、GPSを勝手につけるのは犯罪です。
発覚すると警察沙汰になるのでやめましょう。
前述のように罪に問われる危険があるし、違法な手段で入手した証拠は証拠として認められません。
パートナーの判断で急に早めに車検に出され、整備工場で発見されてしまう可能性があります。
上記に述べたように、GPSの調査は本調査のコストダウンをはかるための予備調査としては有効です。
しかし、GPSのデータ単独での証拠能力は弱いし、発見されるリスクが大きい状況では手控えた方が得策です。
GPS調査にばかり固執する人もいますが、まずは浮気調査の全体像・基礎知識を押さえましょう。